畑で赤紫蘇が育ってくると、毎年しそジュースを作ります。シソジュースを飲むと夏が来たなぁと。我が家ではクエン酸で紫蘇ジュースを作りますが、お酢で作るレシピもありますよね。しそジュースをクエン酸で作る場合とお酢で作る場合の違いについて記事にしました。
しそジュースはクエン酸と酢で違いはある?
毎年7月になると我が家の畑では赤紫蘇が育ってきます。子供のころから夏はしそジュースを飲んで育ってきました。夏の水分補給にぴったりで夏バテ防止効果もあると言われているシソジュースです。我が家のレシピはクエン酸で作るシソジュースです。かれこれ30年くらい前の話しになりますが、近所で紫蘇ジュースが大流行。私の住む一帯ではみんな梅干し用に畑で赤紫蘇を作っていたので、ちょっとしたシソジュースブームが起こりました。当時は祖母が作っていましたが、今では自分で作るようになりました。
シソジュースに加えるクエン酸と、お酢って何が違うのでしょうか?どちらも酸っぱいことには変わりありませんし、クエン酸、お酢どちらで作っても濃い赤紫蘇がきれいな色に変わります。
クエン酸とお酢の違いは大きく分けると3つあります。
・匂い
・味
・熱を加えた時の変化
匂いについては、言うまでもなく嗅いでわかりますが、クエン酸は無臭、お酢は鼻をつく、ツーンとした匂いです。味についてはどちらも酸っぱいですが、お酢にはうまみがあります。酸っぱいからと言って、クエン酸を酢の代わりに料理に使ってもおいしくないです。それはうまみ成分がないからです。そして、熱を加えた時にお酢は酸味が和らぎますが、クエン酸は酸っぱいままです。
また、栄養面からみるとお酢は体内に入るとクエン酸に変化するので、お酢とクエン酸の栄養面は食欲増進、疲労回復など同じと言えます。
さて、シソジュースをクエン酸で作るかお酢で作るか、色のきれいさといった見た目と効能的なものは一緒と言えますが、一番の違いは匂いと味ではないでしょうか。お酢で作ったシソジュースを飲んだことがあるのですが、酢の匂いがきつくて私はあまり好きではないです。お酢の入った市販のドリンクが良く売られていますが、あれ以上に酢がきつくて私は苦手です。薬だと思って飲めば何とか飲めますが、うーーん、やっぱり苦手。特に子供はもっと苦手じゃないかなと思います。
というわけで、我が家のシソジュースは私が作るようになってからもやはりクエン酸で作っています。
甘さ控えめのしそジュースレシピはこちらの記事で▽
しそジュースの甘さ控えめレシピ。日持ちはどれくらい?保存容器は?
しそジュースのアレンジ
シソジュースは言わば原液のようなもので、レシピにもよりますがそのまま飲むには味が濃すぎます。お好みで水やソーダなどで割って飲むのが定番です。
そのほかのアレンジとしては水をたっぷり入れて、薄い紫蘇ジュースを作り、水筒に入れて会社で飲んでいます。お茶だと味気ないし、いつもの希釈量では味が濃いので、薄めのシソジュース、ぐびぐびっと飲めます。レモン水的な感じでほんのり味のついているお水です。
子供向けには牛乳割もおすすめです。牛乳にシソジュースの原液を加えるととってもきれいな紫色になります。少しとろみも付くので、我が家の子供たちは大好きです。ヨーグルトにしそジュースの原液をかけてもおいしいですよ。
夏と言えばかき氷です。シソジュースはかき氷のシロップとしても使えますよ。売っているどピンクや、真みどりシロップももちろんおいしいですが、我が家はシソジュースをシロップ代わりに使っています。手作りだし、安心感がありますよね。
しそジュースの保存方法は常温でも大丈夫?
クエン酸のボトルに書いてあるレシピでは水2リットルで作るので、一度に大量のシソジュースが完成します。もちろん、大量すぎてすぐには飲みきれません。
我が家の場合は洗った500mlのペットボトルにシソジュースを入れ、すぐに飲む分は冷蔵庫に入れて、残りは冷凍庫で保存します。ペットボトルは特に煮沸して消毒はしませんが、家で飲む分なのでまぁ良いかなと、ずぼら感がぬぐえませんが。。シソジュース、冷蔵庫に入れていても、ある程度時間がたつと泡が出てきて発酵?状態になり、ペットボトルのキャップをとるとプシュッと、言います。こうなってくると飲めないことはないですが、あまりおいしくありません。短期間で紫蘇ジュースを飲み切るように500mlのペットボトルなど小さめの容器に入れて10日をめどに飲み切った方がよいと思いました。
長期間保存したいのなら、冷凍庫での保存をおすすめします。我が家は夏場に大量にシソジュースを作り、冷凍保存をしておいて冬くらいまで飲んでいます。注意点としては凍らすと膨張するので、ペットボトルに満タンにしそジュースを入れないことです。8分目くらいがちょうど良いです。
ジャムなどでもそうですが、砂糖がたくさん入ると腐りにくいですし、きちんと煮沸して消毒した瓶を使い、脱気してから保存すれば常温で1年はもつ、との情報もありました。ただし、未開封の状態です。煮沸がめんどくさい方は冷凍保存がおすすめです。
しそジュースはクエン酸と酢で違いはある?飲み方アレンジや保存方法についてのまとめ
私の友達にシソジュースが大好きな人がいて、彼女が出産し入院中がちょうど夏場だったため、しそジュースを牛乳とでっかいグラスとともに差し入れしました。夏はこれだねーと、帝王切開の傷の痛みも忘れそーと言っていました。傷に効くかはわかりませんが、夏の田舎の飲み物の定番、シソジュース、おすすめです。