内閣府では関係閣僚会議で幼児教育・高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針を発表しました。2019年10月から保育料無償化に!そこでちょっとした疑問が。保育料が無償化されると給食費はどうなるのか?また、無償化の対象外になる実費についてまとめました。
幼児教育無償化で給食費も無料になるの?
2019年10月から消費税が10%に上がる流れを受けて、子育て世代の負担を軽減すべく幼児教育・高等教育無償化の制度が内閣府の閣僚会議で具体的な内容が決まりました。簡単に言うと、2019年10月1日から保育料が無料になるのです!保育料が無料だ!やったー!バンザーイ!保育料ってバカになりませんよね。我が家は子供が3人います。現在下の子二人が認可保育園に通っていますが、結構な負担となっています。この保育料が無料となるんです。
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保育料が無料になる!子育て世代には嬉しいニュースですね。保育料の無償化はいつからスタートで何歳からが対象になるのかまとめました。月々の保育料ってバカにならない。。子供を預けてまでパートに出る意味があるのかなって思ったりしてます。
幼児教育無償化で、保育料が無料になるということは、保育園に払う費用が全部タダになる!
というわけでは、残念ながらないようです。
2018年12月28日に関係閣僚会議で決定した「幼児教育・高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針」によると
引用
(実費の取扱い)
○ 保護者から実費で徴収する費用(通園送迎費、食材料費、行事費など)について
は、無償化の対象とはならないものとする。
食材料費の取扱いについては、これまでも基本的に、実費徴収又は保育料の一部
として保護者が負担してきたことから、幼児教育の無償化に当たっても、この考え
方を維持する。
具体的には、幼稚園・保育所等の3歳から5歳までの子供たちの食材料費につい
ては、主食費・副食費ともに、施設による実費徴収を基本とする。生活保護世帯や
ひとり親世帯等新制度の対象となる施設においては、公定価格内で副食
費の免除を継続するとともに、免除対象者の拡充(年収 360 万円未満相当の世帯)
を図る。新制度の対象とならない幼稚園においても負担軽減を図ることとする。
なお、保育所等の0歳から2歳までの子供たちは、無償化が住民税非課税世帯に
限定されるため、現行の取扱いを継続する。
○ 食材料費の取扱いの見直しや免除の制度等については、国と地方自治体とが協力
して、保護者や事業者への丁寧な説明に努める。引用元:内閣府
「具体的には、幼稚園・保育所等の3歳から5歳までの子供たちの食材料費については、主食費・副食費ともに、施設による実費徴収を基本とする。」となっています。
つまりは、給食費は全員が無料にはならないということです。
「生活保護世帯やひとり親世帯等新制度の対象となる施設においては、公定価格内で副食費の免除を継続するとともに、免除対象者の拡充(年収 360 万円未満相当の世帯)を図る。新制度の対象とならない幼稚園においても負担軽減を図ることとする。」この条件に当てはまらない場合は無料にはならず、実費として支払うことに。
今回保育料が無料になる対象の幼稚園の場合は現状は保育料+給食費の支払いで、認可保育園では3歳以上の2号認定では保育料におかずなどの副食費も含まれていて、主食費は園にもよりますが、実費もしくは、ご飯だけを持参します。
幼児教育無償化 副食費は保育園の場合は保育料に含まれていたけど2019年の10月からどう変わる?
幼稚園については、保育料の他に実費として主食費+副食費の給食費を別途納めているわけなので、この保育料の部分が無料になります。給食費はこれまで通り実費で支払うということに。では、保育園の場合はどうでしょう。保育料は所得に応じて決まり、保育料の中に給食費も含まれています。なので、実際の給食費は保育料からは分かりません。
内閣府のホームページ、幼児教育の無償化についての内容によると
食材料費に係る月額保育料の内訳は、主食費3,000円、副食費4,500円
引用元:内閣府
新潟市に幼児教育無償化で保育料が無料になった場合の給食費につい問い合わせてみたところまだ決定ではないけれど、内閣府は副食費は4,500円としているとご回答を頂きました。2号認定の子供については給食費は実費徴収とのことです。
幼児教育無償化の対象外となる実費は?
幼児教育無償化で無料の対象外となるものは
保護者から実費で徴収する費用(通園送迎費、食材料費、行事費など)について
は、無償化の対象とはならないものとする。引用元:内閣府
保育料以外に支払っていた費用は、これまで通り自己負担です。うちの子供たちが通っている保育園では、保育料以外に支払っている実費として、保護者会費(300円/月)と、写真代、演劇鑑賞代などでした。これらは指定口座からの引き落としではなく、現金で保育園に収めています。通園送迎費、通園用のバス料金はうちの子供が通う保育園は無料です。全員が利用できるわけでなく、保育園と自宅の距離がある一定以上ある家庭のみ利用できます。現状は無料となっていますが、もしかしたら、今後は通園バス利用者は実費として支払わないとだめなのかなぁとか思っています。
新潟市の認可保育園に通う我が家の場合ですが、今年の春からは保育園児が一人になるため、2019年4月から9月までの保育料は月額29,500円に保護者会費で29,800円。これが2019年10月からは副食費のみ月額4,500円だったとして、そこにプラス300円の保護者会費で4,800円になる見込み。つまりは月25,000円負担が減ります。
2019年7月18日追記
新潟市の場合の副食費についての資料が発表されていました。副食費はこれまでは4,500円としてましたが、保育料無償化が始まると副食費の金額は保育施設により異なるとのこと。副食費の具体的な金額は保育施設にお問い合わせ下さいとのことでした。10月1日の保育料無償化スタートまで3か月を切りました。それまでには副食費など給食費にかかわることのお知らせが配られると思いますので、今後の動きを見守っていきたいと思います。
単純に保育料の面だけ見れば負担額は減りますが、消費税10%が増税されることへの処置としの保育料無償化なので、行ってこいな感じなのでしょうか。もうひとつ気になることは、新潟市は多子軽減措置として、3人目の保育料が無料(条件があります詳しくはこちらの記事で)なのですが、もともと保育料が無料の場合は給食費の自己負担があるのかどうか?もしそうであれば、子供がいっぱいいる家庭は結局支出が増えることに?
幼児教育・高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針によると
○ 食材料費の取扱いの見直しや免除の制度等については、国と地方自治体とが協力
して、保護者や事業者への丁寧な説明に努める。
引用元:内閣府
このあたりにかかわってくることだと思うのでうちはもう関係ありませんが、多子軽減措置も所得関係無くしてもらえると助かる人がいっぱいいるんじゃないかと思いました。
幼児教育無償化で給食費も無料になるの?副食費は?対象外となる実費について調べてみましたのまとめ
幼児教育無償化はホント、賛否両論ありますよね。幼児教育無償化の財源は消費税が8%から10%になる引き上げ分とされていますが、消費税が上がるとちょっとした買い控えみたいなのも出てくる可能性もなきにしもあらず、ですよね。幼児教育無償化について新潟市に問い合わせてみたところ、方針は決まったもののまだ決定されていない部分もあるので、今後変更の可能性もあるとのことでした。
個人的な意見もだいぶ混じっていますが、以上、幼児教育無償化で給食費は無料になるのかどうか?まとめてみました。つたない文章ではございますが、最後までお読みくださりありがとうございました!