印鑑のサイズに決まりはあるの？選び方や一般的なサイズって？

一口に印鑑と言ってもいろんなサイズがあります。認印、銀行印、実印。一体どんなサイズを選べば良いの？と印鑑サイズにお悩みの方に読んでもらいたくて記事にしました。

印鑑のサイズに決まりはあるの？

私は以前に、印鑑を取り扱う印章店で働いていたことがあります。とっていも実店舗ではなくネットショップですが。割と長く働いていたので、印鑑サイズについては認印ならこのサイズ、銀行印ならこのサイズ、実印にするならこのサイズと人におすすめすることが出来ます。
さて、印鑑のサイズって決まりはあるのでしょうか？個人用の印鑑では認印、銀行印、実印が主な用途としてあげられますが、実はサイズに関してはこの用途は必ずこのサイズ！といった規定はありません。ただし、印鑑登録をする実印に関してはサイズの下限と上限が決まっています。届け出を出す役所にもよりますが、一般的には印影(印鑑を紙等に押した跡)の大きさが8mmの正方形の枠内に入るもの、または、25mmの正方形の枠をこえる印鑑は実印として登録出来ません。ですので、実印として登録する場合は8ｍｍ以上、25ｍｍ以下のサイズの印鑑を選ぶ必要があります。

印鑑のサイズの選び方は？

印鑑のサイズは印章店では0.5mm刻みで
10.5mm/12.0mm/13.5mm/15.0mm/16.5mm/18.0mm/21.0mm/24.0mm
と8種類ありますが、21.0mmと24.0mmに関しては法人向けの印鑑で使われるサイズです。
こんなにサイズの種類が豊富だから、選べない！とか、大は小を兼ねるって言うからとにかく大きいサイズ！と、好みで選んでしまうのはよろしくないです。
前章でもお伝えしましたが、認印だから、銀行印だから必ずこのサイズと言った規定はないのですが、印鑑のサイズは用途と性別によって適したサイズがあるので、次の章でお話しますね。

印鑑の一般的なサイズは？

先ず、一番よく使うのが認印ですね。仕事でもプライベートでも何かと出番が多いのが認印ではないでしょうか。認印に最適なサイズは10.5mmです。認印を押すような書類の枠もだいたいが小さめですよね。
12.0mmも印鑑の店舗によっては認印におすすめしている場合がありますが、実際に押してみると12.0mmって割と大きめです。個人的に12.0mmを認印にしようと印鑑を買ったことがあるのですが、大きすぎました。

次に、金融機関で口座を開設する際に必要な印鑑、銀行印やお届け印のおすすめサイズです。銀行印は認印よりも少し大きめの12.0mm、13.5mm、15.0mmが良いでしょう。男性なら、13.5mmか15.0mm。女性なら12.0mm、13.5mmと少し小さめが人気です。今は印影にも様々の種類があり、文字だけの物の他、イラストが入ったものまであります。イラスト入りに関しては金融機関の窓口で受けつけてくれない場合もありますので、予め確認してからイラスト入りの印鑑を買うことをおすすめします。

最後に実印のおすすめサイズです。実印は役所で印鑑登録できるサイズが一般的には8mm以上25mm以下とされていますが、販売されているだいたいの印鑑はこのサイズに収まります。実印は偽造されないようにフルネームで作成される方が多いので、フルネームの彫刻ができる13.5mm以上がおすすめです。10.5mmや12.0mmではフルネームに対応していない店舗がほとんどです。
実印は女性なら13.5mm、15.0mm。男性なら15.0mm、16.5mm、18.0mmが印章店では一般的なおすすめサイズです。銀行印のおすすめについてもそうですが、女性の印鑑は小さめ、男性の印鑑は大き目をおすすめしています。以前勤めていた印章店では女性用の実印は、13.5mm、男性の実印が16.5mmが売れ筋でした。男性用の実印でおすすめの18.0mmですが、かなり大きいです。ザ・実印という感じですので16.5mmで十分な気もします。
男性が使う印鑑の方が女性が使う印鑑よりも大きめサイズをすすめている理由は、手のサイズや昔ながらの考えで、女性よりも男性の方が大きい物の方が良いという考え方です。私は手が凄く小さいので、大きいサイズの印鑑は正直押しにくかったです。

印鑑の使い方に応じたおすすめのサイズを文字で言われてもイマイチ、サイズ感が分からない？ですよね？

そんな時は、お財布の中のお札を見て下さいね。お札の肖像画のある表面に押してある印影が15.0mmで、裏面に押してある印影が13.5mmです。参考にしてみ下さいね。