5月5日は端午の節句ですね。鯉のぼりや五月人形の兜や弓矢など、子供の日にちなんだ物の数え方を記事にしました。
鯉のぼりの数え方は?
春の穏やかな青い空を悠々と気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。さてさて、鯉のぼりの数え方って、何でしょうか?
物を数える時に使う「助数詞」は、その物の大きさとか形や、それをどう捉えるかによって変わってきます。鯉のぼりの数え方は、魚の鯉に見立てて数えるならば「匹」。吹き流しも入れてポールも含めて数える時は「本」を助数詞として使います。また、鯉のぼりを幟(のぼり)として数えるならば、幟を数える数え方に「旒(りゅう)」や「流(ながれ)」があります。聞きなれない言葉ですが、旗や幟を数える古い助数詞です。また、五月人形や鯉のぼりの専門店やデパートなどのお店で売られている状態の鯉のぼりは「セット」と使う場合もあります。同じ鯉のぼりを数えるにしても、数える時の状態によって変わってきます。鯉のぼりは幟なので、「旒(りゅう)」や「流(ながれ)」が正しいのでしょうが、ちょっと伝わりにくいですよね。なので、鯉に見立てて「匹」で良いのではないでしょうか。子供に話をするぐらいなら「匹」でも良いのではと思っています。
鎧兜の数え方は?
端午の節句に飾る五月人形。男の子の成長を願い、大切な命を守るため鎧兜を飾ります。鎧や兜についてはどうやって数えるのでしょう。鎧は「領(りょう)または(くだり)」「着(ちゃく)」「具(ぐ)」と数えます。「領」はうなじや首、襟のことを指し、一揃いの衣類を数える助数詞です。また、兜はあたまにかぶるものとして数える時は「頭(かしら)」、兜飾り一式として数える場合は「具(ぐ)」「装い(よそい)」とも数えます。
弓矢の数え方は?
立派な鎧兜の両脇には弓矢が一緒に飾られている五月人形もありますよね。弓の数え方は「挺(ちょう)」「丁(ちょう)」「本(ほん)」「張(はり)」です。「挺」「丁」は手に持って使う刃物や用具や武器を数える時に使う助数詞です。「張」は弦を張って使う用具を数える時に使う助数詞です。矢を数える時は一般的には「本」で数えますが、「筋(すじ)」「条(じょう)」と数える時もあります。弓と矢が揃った物を数える時は「具(ぐ)」で数えます。
鯉のぼりの数え方は?鎧兜や弓矢はどう数える?のまとめ
我が家には男の子がいるのですが、五月人形は無くて、布製の兜があります。誰も買ってくれなかったという背景もありますが、いずれ飾らなくなるし、小さい物で十分かなと思ってちりめんで出来た可愛い兜を毎年玄関先に飾っています。
ちなみに我が家が買ったのはこういうタイプの兜飾りです。玄関先にちょっと飾れて可愛いですよ。
ちりめん兜平飾り室内用 こいのぼり 鯉のぼり かぶと
友達が男の子を産んだ時、初節句に実家のご両親が、五月人形を送ってくれたそうです。大きな段ボールが数箱届き、その大きさにびっくりしたとか。超特大の五月人形は部屋の半分を占領しているそうです。でも、そんな立派な五月人形を買って貰えて羨ましくもありました。
さて、物の数え方って調べていくと奥が深いですよね。その物をどう捉えるかによって変わる助数詞には興味深いものがあります。また、同じ「本」でも数字によっては「ほん」だったり「ぽん」だったりと大人はいつの間にか身についていますが、子供にとっては「ぽん」と「ほん」の使い分けが難しいようで、我が家の3歳児も「アイスを3ぽん食べた」って言ってます。というか、3本も食べてはだめでしょう。お腹痛くなりますよね。余談ですがもう一人の息子(5歳)がいまだに「犬が一人いた」と言っています。子供にとっては難関の助数詞です^^
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